【自己分析のやり方①】 具体例あり!ここまでやれば面接も会社選びも迷いなし!
自己分析の1歩目は過去の自分を知ることです。
過去の自分を知るといってもたいした人生なんて歩んでないと思われる方が多いと思います。
それでいいんです、99%の人はたいした人生なんて歩んでいませんし、大きな成果等を振り返ることが目的ではありません。
まずは自己分析(過去の自分を知ること編)の目的を明確に意識しましょう。
これは自分の本当の性質を事実から把握することです。
本当の性質というと少しイメージしにくいかもしれませんので、本能的なこだわりと言い換えてもよいです。
本能的なものなのでそうそう変わるものではないような性質を指します。
自己分析のやり方
本当の性質を見つけるために本能的な感情(嬉しい、楽しい、悔しい、悲しい、嫌だと感じる、腹立たしく感じる等)を起点にして超具体的に過去を書き出していきます。
そして、それらの過去の感情のなぜ?を探っていき、それらの共通点を見つけることです。
その共通点があなたの本当の性質のひとつとなります。
この自己分析を成功させるポイントは超具体的にということです。
私を例にして説明していきます。超具体的に書いているので読みにくいですがこんな感じのプロセスなのかと見てもらえればと思います。
例 嫌だと感じることを起点にした場合
自分が嫌な感情を覚えたときってどんなときだったっけ?
①小学生
- クラスのリーダーA君が別のクラスメートのB君の悪口を言っている場にいたとき
- 一緒になってB君の悪口を言おうとしている自分がいたとき
- 家の花瓶を割ってしまったときに怒られるのが嫌で嘘をつこうとしたとき
②中学生
- 友達がポイ捨てしてたのを見たとき
- 習い事のテニスできつい練習中に手を抜こうとしたとき
- テストで悪い点を取ったときに言い訳をしていたとき
③高校生
- テストで学年1位を取ることを目標にしていたのに妥協しようとしたとき
- 部活をさぼろうとしたとき
- みんなでやっていたテレビゲームでこっそり裏技を使ってずるしようとしたとき
④共通点
当時はもっといっぱい書き出しましたが、説明のため3つずつだけ記載しました。
ここから何か共通点がないかを考えます。
なぜ悪口が嫌なんだろう、なぜ嘘をつくのが嫌なんだろう、なぜポイ捨てが嫌なんだろう、なぜ妥協するのが嫌なんだろう、なぜずるするのが嫌なんだろう?
最初は悪口とかポイ捨てとかから自分は他人に良い人と見られたいという気持ちが無意識的にあるのかなと思いました。
でも、練習中に手を抜いたときとか裏技を使ってずるをするとかは他人にバレないものだしなぁとか考えているとき、ふと、小さい頃母親にずっと言われていた言葉を思い出しました。
それは「お天道様はいつも見ている、お天道様に恥じない生き方をしなさい」という言葉でした。
そのキーワードに気付いてから改めて見直すと、私の本能的な行動原理は他人にどう見られるとかは関係なく、全てを見ているお天道様に見られてはいけないと思うようなことはしたくないというものだとわかりました。
ここで自分が嫌だと感じる共通点として、「お天道様に見られてはいけないと思うようなこと」を見つけました。
⑤共通点から更に深堀り
更にそこからまたいろんなことを思い出すと見事に一貫していました。
一例として、非常に些細で馬鹿らしいことなのですが、自分ルールというのを思い出しました。
これはNARUTO世代の人はロック・リーを思い浮かべていただくと分かりやすいのですが、自分で勝手にルールを作り追い込むというものです。
自分ルールで一番象徴的だったのが、自転車でのテニススクールの帰り道でした。
私の地域は物凄く坂が多くてテニススクールの帰り道は自転車で登り坂を何度も登らなくてはならなかったのですが、これが厳しい練習の後は足がガクガクするほど疲れていて自転車を漕いで登り切るのは相当にしんどいのです。
正直、あきらめて自転車を降りて歩いて押したくなります。
その時に、ここで妥協して漕ぐのをあきらめて自転車を押すというあきらめの決断をすると次の試合で負けると勝手に自分ルールを作り、いつも坂を登り切っていました。
この自分ルールは私の人生で何千回、何万回とやっているのですが、私の記憶だと破った記憶がありません。
この自分ルールは私の人生の行動決定においてかなり大きな部分を占めていると感じたので、更に深堀りしました。
先ほどの「お天道様に見られてはいけないと思うようなこと」というキーワードがありましたが、自分ルールに関しては人の道に背くようなことでもなく、お天道様という言葉に少し違和感がありました。
そこから更に考えると、自分にとってのお天道様が自分自身であることに気づきました。
自分に嘘はつけませんよね、他人は騙せても自分は嘘をついてしまった自分を100回中100回見ていますし、妥協して楽な方に流れたところも100回中100回見ています。
自分自身が未来の自分に恥ずかしいと思えてしまう生き方をしたくない人間だということをここで初めて意識することができました。
ここまでいけば上出来です。ここから派生することが就活軸にもなるでしょうし、面接で聞かれたっていくらでも答えられます。
どうでしょうか。ここまで読んだだけでも私という人間が少し伝わったのではないでしょうか。
このレベルまで自己分析することを最低レベルにしてください。
それを嬉しいこと、悔しいこと等いろんな切り口で考えると本当の自分が見えてきます。
自分の性質が分かると会社選びも選考対策もうまくいく
本当の自分の性質さえわかれば、会社選びも面接対策も正直迷うことがほとんどありません。
逆に自己分析(過去の自分を知ること編)ができていないと就活は何も始まらないのでここは妥協せずにやってください。
ただし、一回で全部やりきることは難しいので、今やれるところまでやったと思えたら他の就活のことをやってまた時間がたったらやってみるとよいでしょう。
まとめ
・自己分析(過去の自分を知ること編)の目的は自分の本当の性質を把握すること
・本能的な感情を起点に超具体的に自分を分析する
・自己分析(過去の自分を知ること編)は就活のほとんどにつながる超重要項目
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