【会社探しにおける情報収集のやり方】観点別に5つの情報収集方法を一挙紹介!

「気になる会社が出てきたけど、どうやって深く調べていけば分からない・・・」

そういった悩みを抱える方は多いとは思います。

調べたい情報によって、ベストな情報収集の方法は変わってきますので、本記事では観点別に5つの情報収集方法を紹介します。

5つの情報収集方法

会社を調べる情報は以下の5つがあります。

  • 会社HP/就活サイト
  • OBOG訪問
  • 就活イベント
  • 口コミサイト
  • 有価証券報告書/事業報告書等

会社HP/就活サイト

多くの会社は自社のHPを持っており、採用情報等含めて会社のいろんな情報を掲載していますので情報収集の方法として使えます。

インターネットで会社名で検索するとおそらく一番上に出てくることが多いのでそこから情報を収集していきます。

また、就活サイトはマイナビ、リクナビといったナビサイトと呼ばれているもので、会社は新卒採用を行う場合はどこかの就活サイトに会社情報や業務内容等学生に向けたいろんな情報を開示しています。

こちらは特に就活学生に向けて発信しているものなので必要な情報がまとまっています

OBOG訪問

会社によってはOBOG訪問といって、同じ大学の先輩を紹介してくれて1対1で話しを聞ける場を提供しています。

特に最近は同じ大学に限らず社員訪問といった形で実施している会社も多く、新人~管理職までいろんな人の話を聞くことができます。

ビズリーチキャンパス(大学制限あり)、Matcher(OBOG訪問アプリ)といったところを介して実施することもできます。

就活イベント

インターンシップ、会社説明会といった会社が自社だけで行うものがあれば、大きな会場やYOUTUBE等を使って数十社を集まって開催している大規模合同説明会、もう少し小規模で数社が集まって座談会等をメインにしている小規模合同説明会などいろんなイベントがあります。

会社の自社イベントであれば1社ですが深く情報を知ることができますし、大規模合同説明会であればいろんな企業の情報を広く浅く知ることができます。

小規模合同説明会では、数社くらいの会社ですがある程度の深さで情報を知ることができます。

口コミサイト

口コミサイトは、就活生やその会社に勤めている会社員等が投稿している情報を見ることができるサイトです。

説明会や選考を受けた就活生の生の声を聞くことができたり、実際に勤めている社員の実際に感じていることやオープンに開示されていない情報などを知ることができる非常に有用なサイトです。

有名なものであれば就活会議があります。まだ登録していない方はぜひ以下から登録してみてください。

有価証券報告書/事業報告書等

有価証券報告書では経営の状況や従業員の状況を確認することができます。

ただし、有価証券報告書は上場している会社は必ず作成する必要がありますが、上場していない会社は作成していない可能性があります。

その場合には株式会社であれば事業報告書というものを作成していますのでこちらを見ましょう。

会社を調べる時の着眼点

会社を調べるには以下の2つの着眼点を意識して情報収集方法を使い分けるとよいです。

  • 情報
  • 真偽性

情報

情報としてどうかというものです。

例えば、企業理念、事業内容、研修制度、平均年収、勤務地、福利厚生制度等、それ自体の情報です。

開示されている情報、定められている制度としてどういったものが存在するかといった情報を集めることが情報収集のスタートになります。

真偽性

情報が本当にそのとおりであるかという点が真偽性です。

例えば、以下のような事象が普通にあり得るので真偽性の確認は重要となります。

  • 企業理念は立派であるものの実際の現場では全然違う方針で仕事をさせられている
  • 研修制度はあるが条件が厳しくほとんど使用されていない
  • 平均年収は高いが50代以上の一部の管理職が数字を引き上げており新卒で入社後20年~30年の給与は著しく低い
  • 福利厚生制度として家賃手当があるが実態は申請できないようになっている

観点別の情報収集方法

会社を調べるうえでは7つの観点があります。

7つ観点別に5つの情報収集のどれを使えばよいかを解説していきます。

①企業のミッション

情報:会社HP/就活サイト

企業のミッションについては、会社HP/就活サイトに必ず掲載されているはずです。

企業理念、経営方針、トップメッセージ(社長の言葉)などの名前で掲載されていますので、そこから確認していきましょう。

真偽性:OBOG訪問

企業のミッションに合致した働き方や業務が本当にできるかどうかはOBOG訪問で何人かの社員に話を聞いてみることが一番です。

採用担当社員は、採用活動業務がメイン業務なので採用のために悪い情報はあまり出さないといったコントロールをしていることが多いですが、現場部署の社員はそこまで徹底されていないため、採用担当以外から話を聞くことをおすすめします。

その際、可能であれば若手、中堅、ベテランと階層毎に聞けるとなおよいでしょう。

②業務内容

情報:会社HP/就活サイト、OBOG訪問、就活イベント、口コミサイト

業務内容については、まずは会社HPで会社の社会的な役割といった大きな事業内容が把握できます。

就活サイトでは、学生向けにより分かりやすく事業内容を説明していたり、先輩インタビューなどで事業内容より一段階細かい実際の業務内容等を知ることができます。

体系的に大きな枠で聞きたい場合には、就活イベントを活用することができます。

部署毎の仕事内容など具体的に聞きたい場合には、OBOG訪問を活用しましょう。

断片的でも可能な限り具体的に知りたい場合には口コミサイトで情報を探してみるとよいかと思います。

真偽性:OBOG訪問、口コミサイト

公式的な情報では、花形部署の仕事などが紹介されている場合が多いので、実際の多くの社員はどういった部署に配属されやすく、そこではどんな仕事ができるか、若手のうちから大きな仕事ができるのかといったことはOBOG訪問で聞いていくとよいでしょうか。

また、配属や部署毎の深い話は口コミサイトで情報を見つけれらることも多いため、チェックしておきましょう。

③育成方針

情報:OBOG訪問、就活イベント、口コミサイト

育成方針では、実際どういった社員が活躍していて、どういったキャリアを歩むことができるのかといったこと等就活イベントでつかむとよいでしょう。

さらに深くどういったキャリアを歩んでいる社員が多いのか、異動の頻度はどれくらいか等をOBOG訪問や口コミサイトで把握できます。

真偽性:OBOG訪問、口コミサイト

実際に就活イベントでつかんだ情報などは、一部を切り取って良い部分だけ伝えている可能性が十分にあるので、OBOG訪問や口コミサイトで裏取りをするとよいでしょう。

④カルチャー

情報:OBOG訪問、口コミサイト

カルチャーについては、可能な限り現場部署の社員と話しをしてつかむのが一番です。

もちろん、就活イベントでもある程度掴むことはできるのですが、採用担当は会社の顔として出ているので、マイナスイメージを持たれないようにしていますし、その会社の中では優秀層である可能性は高いです。

会社というのは優秀層や気持ちよく働けるような性格の人よりそれ以外の方が圧倒的に多いので、実態を把握するにはOBOG訪問や口コミサイトでどういったコミュニケーションがされているか、上下関係や空気感といったことも含め確認していきましょう。

真偽性:OBOG訪問、口コミサイト

情報と同様ですが、こちらもOBOG訪問、口コミサイトで実際のカルチャーを裏取りしていきましょう。

⑤就業環境

情報:OBOG訪問、就活イベント、口コミサイト

就業環境については、まずは就活イベントでざっくり全体的な数字や制度などを把握するとよいでしょう。

他にも会社のよい部分や悪い部分などをOBOG訪問や口コミサイトで確認していくと就業環境を把握していくことができるでしょう。

真偽性:OBOG訪問

就業環境の実態は、OBOG訪問、口コミサイトで確認しましょう。

例えば、休暇取得率といっても大抵は全社平均しか教えてもらえませんが、OBOG訪問や口コミサイトで確認すると実際に休暇を取得しているのは一般職だけといったことが分かったりします。

⑥給与

情報:会社HP/就活サイト、OBOG訪問、口コミサイト、有価証券報告書/事業報告書等

給与については、就活サイトで掲載しているところもありますし、有価証券報告書や事業報告書で平均年収などは記載があったりもします。

そのあたりでオフィシャルの情報を取得したうえで、OBOG訪問、口コミサイトで昇給スピードや賞与水準等さらに細かく情報収集していくとよいでしょう。

真偽性:OBOG訪問、口コミサイト

給与については実は会社内でもブラックボックスになっていて他の社員の水準などが分からない会社もあったりします。

そのため、OBOG訪問で複数の社員に話を聞く、口コミサイトでなるべく多くの社員の情報をみて実態を把握していくことになります。

⑦福利厚生

情報:会社HP/就活サイト、OBOG訪問、口コミサイト

福利厚生については、就活サイトで就活生にアピールしている会社が多いのでまずはそこでどんな制度があるかなどの情報を収集していきましょう。

ただし、そういったオフィシャル情報では大きな制度しか記載されていないことが多いので、OBOG訪問や口コミサイトで細かい制度を確認しましょう。

真偽性:OBOG訪問、口コミサイト

制度があることと実際に活用されているかは全く別物です。

OBOG訪問や口コミサイトで実際に活用されているのかどうかを重点的に確認していきましょう。

まとめ

会社の調べ方と着眼点の組み合わせは以下です。

自身の知りたいことに応じて方法を変えて調べて行きましょう。

  1. 企業のミッション
    情報:会社HP/就活サイト
    真偽性:OBOG訪問
  2. 業務内容
    情報:会社HP/就活サイト、OBOG訪問、就活イベント、口コミサイト
    真偽性:OBOG訪問、口コミサイト
  3. 育成方針
    情報:OBOG訪問、就活イベント、口コミサイト
    真偽性:OBOG訪問、口コミサイト
  4. カルチャー
    情報:OBOG訪問、口コミサイト
    真偽性:OBOG訪問、口コミサイト
  5. 就業環境
    情報:OBOG訪問、就活イベント、口コミサイト
    真偽性:OBOG訪問、口コミサイト
  6. 給与
    情報:会社HP/就活サイト、OBOG訪問、口コミサイト、有価証券報告書/事業報告書等
    真偽性:OBOG訪問、口コミサイト
  7. 福利厚生
    情報:会社HP/就活サイト、OBOG訪問、口コミサイト
    真偽性:OBOG訪問、口コミサイト

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